【解決編】権利落ち日なのに上がった権利落ち銘柄の謎
昨日のブログで書いた、
4月の権利落ち銘柄が権利落ち日に爆上げの謎について、
自分なりに答えが出たので、まとめてみました!
結論はたぶんコレ!
GW前の「逆日歩銘柄の買い戻し」による株価上昇
(権利落ちやコロナやらで)これから値が下がるだろう
→大量の空売り
→売り需要が高まり逆日歩発生!
→逆日歩が高いからGW前に買い戻ししなきゃ!
→株価上昇
逆日歩とは?
読みは『ぎゃくひぶ』
最初『ぎゃくにっぽ』と読んでいたのは秘密!
信用取引の『売建』(空売り)から入るときにかかる手数料。
逆日歩は売り需要が高いときに発生するため、時期や銘柄によって逆日歩の金額が異なる。
※需要が高くなければ逆日歩は発生しない
信用取引の『買建』(制度信用)だと、逆にこの逆日歩を受け取ることができる。
この逆日歩は、市場が開いていない日も発生します。
つまり、GW期間中も発生します。
逆日歩を計算すると…
フジコーポの逆日歩は10.00円です。(最高倍率!)
GW期間中に信用売りを持ち越した場合の、逆日歩の計算式は以下のとおり。
10円(逆日歩)× 100株 × 11日(権利日の27日取得〜7日売却で計算)
GW期間、信用売りを持ち越すと、逆日歩が
11,000円!?
…そりゃ買い戻します。
1000株売ってたら逆日歩だけで10万円です。
信用倍率(貸借倍率)にも要注意!!
フジコーポの貸借倍率は0.01倍。
『これから上がる』と思って信用買いした人より
『これから下がる』と思って信用売りした人のほうが
約100倍多かったということです。
これから売りの100倍近い買い圧力がおこるため、
株価も上がりやすくなっていると思われます。
▼信用売り残、買い残の関係性について紹介しています。