自社株買いの、その後…
先週SONYが自社株買いの終了と消却を発表しました。
SONYは2019年5月から自社株買いをしていました。
「自社株買い」のニュースはよく聞きますが、
自社株買いした株はその後どうなるのか、調べてみました。
そもそも自社株買いって?
企業が自社の株を買うこと。
市場に流通する株が減り、需給が改善されて株価は上がります。
自社株買いを発表すると、投資家からも好感され株価が上がる傾向にあります。
自社株買いした株はその後どうなるの?
②取得した自社株を処分する
取得した自社株を売却等によって処分します。
企業からみると売却して資金を得ることができメリットがありますが、
株主からみると需給が悪化して株価が下がる傾向にあります。
③取得した自社株を消却する
取得した株をなかったことにします。
株主からみると発行済み株の総数が減る=PERやPBR、EPSの数値が改善します。
企業からみると、返済不要のお金(自己資本)が減ることになるのがデメリットです。
処分と消却の違い
発行済み株式数が減少するかどうかが違います。
処分…発行済み株式数は変わりません。
消却…発行済み株式数が減少します。
発行済み株式数が減少すれば、PERやEPS等の数値が改善されます。
株主的には処分より消却のほうが良さそうです。
まとめ?
「自社株買いは株価が上がるもの」という認識でしたが
その後「処分」や「消却」するということを初めて知りました!
大体は株主へ本気度を見せるため「消却」をしているようですが、
これからコロナで資金繰りが悪化すると「処分」ということもありそうです。
その他に、自社株買いをしていなくても
「株価が低い」と企業が感じたときに消却するケースもあるようです。
いろいろ調べてたら奥深すぎて、全部はまとめられませんでした。笑